「スピードレーサー(吹替版)」感想
やっと見に行けた…。観客が中年男性(多分原作「マッハGoGoGo」リアル世代?)女の子二人組みか親子連れかというきれいな3択で気持ちよいほどでした。もちろん女の子二人組チームはもれなく仁くんの話をしていたと思います(笑)。
ネタバレするほど詳細に記憶していませんが、っていうか来週で吹替えの上映ってどこでもほぼ終了するんじゃないかというこの時期にネタバレもなにもないですが(笑)隠します。終わるまでに絶対もう一回は見に行く…!
映画館の大画面で見るべき映画だろうなって思っていた通り、大画面で観て良かった…!って思える迫力ですごく満足しました。近未来レースもの(CG多用)なんて、これぞですよね。TDLでやってほしいくらい。あの体感するやつ。レースって実写じゃ迫力出ないし、かといって完全なアニメは別にいいよ…って感じだし(特にレース以外のシーンをアニメで見ても…)、レースの迫力出すこのCG使いはアニメを元として考えるとすごく良いと思う。F1とかが好きで見慣れてる人なんかだとなんだこりゃってなるのかもしれないけど。
冒頭から何かコース上でマシンが無駄にくるくる回るなぁタイムロスでは?とか思いつつも(笑)レースシーンすごく面白くって画面から目を離せなかったし「うわぁ!」って普通に声出そうな迫力だったし満足なんですが、最後の最後にスピードが前の2台を抜いてゴールするところ、どうやって抜いたのかとゴールしてるの…?っていうのが分かりにくかったのがちょっと残念だったかな…。きっとなんかすごい技で抜いたんだと思うけど、赤系の色が散在しすぎててなんかマシンを見失ってるうちに抜いてたみたいな…。そしてゴールってやっぱりチェッカーフラッグを華麗に振ってほしいじゃないですか(笑)。
以下、覚えてる印象を箇条書き。
- トリクシーの子供時代の子役の子がめちゃめちゃかわいい
- なかなか青年スピードがしゃべらないので、最初の第一声を発したとき会場中からざわめきが起きるかと思いました(あくまで私の気分的に)
- 最初は「うわ、赤西くんの声だ!」って思ったけど、途中からあんまりそういう風には考えなくなった
- でも長めの台詞はずっと吐息混じりで続くので、らしいなぁと思いつつ段々息苦しくなったり
- なんかもうちょっとテンション上がった言い方でもいいんじゃ?と思うところは何度かあったけど、原版聞いてないからスピードが元々こういう感情の起伏が表に出ない穏やかな人なのか、赤西くんがトーン変わらなすぎなのかわからないな…
- 普段あまり意識しないけど、赤西くんの声が高めで爽やかで、青年スピードは登場したばっかで全然キャラがまだ分からないのにものすごく好印象を抱いてしまう(笑)
- しかし本当にスピードは非の打ち所のない好青年であった
- さすが主人公!ヒーロー!ハリウッド!
- 漫画原作だしね(笑)
- トリクシーもすごく上手だった。上戸さんは芸達者だなぁ
- どうでもいいんですけど全然色っぽいシーンではないところで「Yes!Yes!」ってセリフが(他のキャストに)あって、福岡MCレポ見てたから噴き出しそうになった
- レースシーン以外のところはあんまり長くしない方がいいなぁ…ストーリーに関係あるところは仕方ないけど、拷問みたいなシーンとかギャグっぽいシーンはものすごくいらない要素だと思う*1
- トリクシーがレースに参加している時の二人のかけあいがものすごいハリウッド映画っぽくて楽しい(笑)
- レース中のスピードのセリフ(他レーサーに対してだったり独り言だったり)、すごくいい。カッコいいし、上手い!
- レースものはこうでなくっちゃ!><
- スピードを演ってる俳優さん、製作発表かなんかでTVで見たときはあまりカッコいいと思わなかったのに、こうやって見るスピードはすごくかっこいい
- やっぱり俳優が輝くときってあるんだなぁと思った
- 金のかかるレース界、日本のスポンサー企業の看板が多々目に止まるのも当然のことといえよう…(笑)
- …単に原作の背景からとってきてるだけかも?(原作見たことないので分からないけど)
- わざとか?と思うほどのハリウッドにありがち間違いまくりのアジア描写
- 中国人が出てこないのにカンフー?
- ていうか忍者がカンフー?(派手なアクションしたいにしても、せめて空手に…><)
- トランクスはいてるなんて、ホントに「最近の忍者はなってないな」
- ていうか忍者ってそういうことする人じゃないんですけど…
- と「ラストサムライ」でも思った
- 韓国企業だよね…?妹の名前、日本人の名前みたいに聞えるんだけどどういうこと?
- 真田広之がまともすぎて浮いて見える…w
- 「スキーに行こう」
- 「ビンビンくるよ」
- うわぁ!かっこいいよやっぱこの声!><(笑)
- GPX戦、そういえばレーサー家はマシン作りからレーシングチームのクルーまで全部家内工業のようだけどチーム監督は誰でどこにいるんだ?オフロードレースの時は二人だけで内緒で参加したからトリクシーがヘリでナビするのは仕方ないけど、通常のレースでは??
- エンジンが止まって、回復させる方法がどうのって言ってる父親を見て、そういえば社長であり(たぶん)監督であろうあの父親が観客席でのんびり観戦なんてありえないじゃん!!と思った
- タイヤ交換とか給油も出てこない*2んだからそんなこと考えないほうがいいのか…
- しかし「自分は何のために走るのか」「覆面の兄」「マシンとの信頼関係」「オフロードレース」「幼馴染との絆」「悪の組織」「最後の最後でぶっちぎるブースト」…サイバーフォーミュラが凝縮された2時間半でした(笑)*3
- チェッカーフラッグもだけど、優勝したのにシャンパンファイトがないのか!というのもちょっと残念だった…(笑)。でもパンフ見たらあの「勝利のミルク」っていうのも恒例のものなんですね。
ストーリーも分かりやすいし勧善懲悪、際どいシーンもちゃんと無いし(笑)、あんまり小さいと目まぐるしい画面と大きな音についていけなそうだけど車が好きな子供はほんとに喜びそう。子供向けの高級な娯楽映画*4っていう感じで好きだなーと思いました。なんで興行成績よくなかったのかな。そして、子供が見るなら絶対吹替えがいいと思います。画面の移り変わりが激しいので、多分字幕が追えない(笑)。DVD出たらまた見ようと思うけど(英語でも見たいし…)、きっとこの迫力は映画館サイズの画面と音じゃないと出せないんだろうなぁ…。まぁあと最低1回は行くよ!!私こういうのすごく好きだけど、赤西くんが吹替えやってなかったら、時間をどうにかして絶対どうしても見に行こう!!とまでは思わなかったと思うので、私にこれを劇場で見る機会を与えてくれた仁くんどうもありがとう!と思いました。