「スポーツ大陸」（NHK）田中将大

『亀梨和也（仮）』、「来週のメンバー紹介は赤西仁です。」なんて、先週は告知しましたっけ…？もしかして来週は10分使って赤西くんとの「結構ある」エピソードを話してくれるのかな。

野村監督「19歳とは思えないぐらい分かってますよ。あんだけちやほやされてマー君、マー君って新人王とってねぇ。シーズンオフはあちこちのテレビにひっぱりだこになってね、普通はおかしくなりますよ、18歳でおごり、おごったりしてね。そういうのが一切見えない。完璧に計算してますから、最低は2ケタ勝利だとやってもらわないけない、今年は計算してますよ。彼が故障なり何なりして倒れたら、私も倒れます。」

ピッチングコーチ「彼を1年間ずっと昨年見ててですね、いきなりあれフォーム変えたなお前って言うと、はい、こうした方がいいと思いまして、って自分で考えて取り組んでるんですよ。それはダメだったらダメって言いますけど、それはダメだっていうことをやらないんです。やっぱりもう僕が考えたことをやってるんです。次の段階ではこれを言うかなと思ってる所を、もう自分から率先してやってるんです。今、自分に足りない事をもう分かってるんです。」

中学シニアリーグコーチ「1番頑張れたなーっていうのは、僕が指示するまでにもう将大が常に指示してたんですよ。基本はたぶん監督に言われるな！っていう意識が強かったと思うんです。もっと自分達でという部分があったと思うんです。言われて嫌な雰囲気作って練習するのが本当に嫌だったんだと思うんですよね。だから、やっぱり自分達でいい雰囲気作って自分達でいろんな事考えてやろうということをすごく思っていたと思うんです。それが将大が1番やってたことだと思うんですよね。」

田中「どうしても1年目だからとか高卒の1年目だからとかそういうふうにしか見てもらえなくて、自分の中ではすごい悔しくて。不安な気持ちっていうのは、結構常々ありますね　どうしよう、どうしたらいいんだっていうのをすごく考えましたし。」

田中選手は、キャンプだったかオープン戦だったか雨で中止になった日に、一人出てきてファンへのサインにずっと応え続けていて、「そこにいる人たちが何を求めて来ていて自分に何が求められてるのかちゃんと分かってるんですね」とスポーツニュースかなんかで言われていたのを記憶している…。スポーツ選手はTV出演や騒がれることなんて仕事じゃないのに、それもこなしつつ自分で管理してシーズンには結果も出さないといけないんだからな…18でも。と思ったけど、プロスポーツ選手はもしかしてそこまでが「仕事」なんだろうか。長い目で見たらそうやってファンを増やして球場に来てもらって、興行収入を増やさないといけないよね。でも選手個人としてはどういう契約になっているんだろうか。仮にファンサービスという観点を考慮したとしても、オフに広報活動しなくても試合で結果を出せば足を運んでくれるファンは増えるのかもしれないし。プロの選手やタレントはどこまでが「仕事」でどこからが余計なものなんだろう。契約書なんて見られないし、外からでは分からないなぁと今更ながら考えてしまった。
特にタレントはどうやって仕事が入ってくるのかっていうのが、繋がりや経験や実績や、（文字通り）目に見えるパフォーマンスという、事務所に所属していながらフリーランスと似たような部分もあるように思えるからかな…。どういう道を通って、そしてどんなモノを見せるか、まで誰にも決められていない。だからこそ自由に自分なりのものが見せられて、自分で価値そのものを作り出せる世界でもあるけれども。