MR.BRAIN 第4話

話面白いなー、と思っていたらなんと今回は1話で完結しないのか!どうりで今までよりもメインの事件以外のキャラの人間関係も深い感じがしたよ。私はプロフェッショナルなコンビネーションやチームワーク的なものが生まれる話が好きらしい。だから今回のあの仕事一生懸命やってる刑事と九十九のやりとりや、研究所のスタッフが各々の得意分野で余計なことをしちゃうところが面白かった。あの所長の話が理解りすぎる流れはちょっと恥ずかしすぎるけど、ああいうエピソードはお仕事ドラマ的で、楽しそうだし勤労意欲が増すというかなんか仕事へのテンションが盛り上がるのでいいと思うw 今回ゲストの佐藤健君、はかないとも危なげとも違う、記憶を維持しておくことができない人の心もとなさと、心細さを感じているかどうかすら分からない浮遊感みたいなのを上手く存在感で表現するなーと思った。そしてあれは兄でも妹でも母でもなく、姉一人自分一人の人なんだというのがなぜかすごくよく分かる。存在感というのは自分で意識してコントロールできるものなんだろうか。あの役にはちょっと「博士の愛した数式」を思い出した。私、あの博士のことも好きだった。だからあのピアニストに好感を持つのかな。自分が、「弟」というのが出てくる話に異様に感情移入し易いというのもあるけど(笑)。幾度となくするメモをとらなくちゃ、という動作、「一生懸命メモをとって、(私と会話をあわせようとする)」と言われていたこと*1、警察署で姉を見て言った「姉さん、」「僕がやったんだよ」というセリフとその言い方から見える彼の気持ちと性格、そういうのが切なかった。「姉さんは人を殺した。いなくなった。」と彼がメモした時につい涙ぐんでしまい、今回録画してなかったことを後悔しました…。佐藤君を見るのはブラッディ・マンディから2度目。来週は録画しようかな。そしたら予告にあった猟奇っぽいシーンも飛ばせるだろうし。最後に書かれた4つの音符の謎、とか高尚な謎解きっぽい感じが、ちょっと人の興味を引きそう*2なところですよね。

*1:この辺はまだ信頼できる証言か分からないが

*2:ダヴィンチ・コードとかヒットしていたところから考えて