ホカベン 最終話 II

なんか手短に済ませてしまっていましたが、「ホカベン」とても考えさせてくれる面白いドラマだったなと思いました。「だんだんプロボノセクションのチームワークが見えるようになってきて、このままいい感じに進んでいくのかな」「杉崎が弁護した犯人の被害者遺族が訴えるなら、弁護士の杉崎ではなくその裁判の裁判官では?!」っていう、私が考える(=視聴者の大半が考えそうな)ことを次々に裏切って、でもそれは「なるほどそういうことだったのか」っていう最後まで興味をひかせてくれるような面白い裏切り方だった。チームとして動いていくのかと思われたプロボノは最終的に杉崎vs堂本の裁判になったわけだけど、堂本が杉崎を尊敬して彼の考えるように動いたというのは変わらず、法曹界という大きな枠で考えると彼らはチームでしたね。最後の裁判は、杉崎が自分で仕組んだことでした。最後は杉崎が主人公のようになっていたけど、堂本は今後どういう弁護士になっていくのか、りょうじゃないけど見ていきたいと思えるキャラクターになったと思う。最初はキャンキャンうるさい新人だな、としか思わなかったのに(笑)。
しかし例えばこの最後の裁判で杉崎が敗れたとして、杉崎のいうように現状の判事・検事・弁護士のあり方に一石を投じることが出来たとしても、今後それがどのように変わっていけるのかは私には想像がつかない。なぜなら勝訴敗訴がある以上、裁判がある種ゲームのようになってしまうのは避けられないことだと思うから。これについてはもう少し深く考えてみたいと思います。

とかいって、たぶんシゲが出てなかったら最初の堂本がキャンキャン言ってるとこで辟易して挫折していたと思うので(だから私は本当にドラマはすぐ挫折以下略)シゲありがとう(笑)。もうちょっと出番が多かったら、母にも名前を覚えてもらえたと思うのに><